広島、熊本、大分の旅 No.11(臼杵の磨涯仏)
まず最初に向かったのが、この臼杵の磨涯仏です。当初スケジュールを組んでいる時には日程の関係で、割愛していたんですが、大城さんが案内をしてくれると言うことになり、かなり効率的に車で回ることができるようになったので、この臼杵の磨涯仏もコースに入れてもらったんです。
これが本当に見たかったんです。国宝です。この穏和な顔立ちが何ともすべてを包み込んでくれるようで、いいですね。
今まで、顔の部分が長年の浸食で、下に落下していたんです。それを修復して元の形に戻したんですね。
これが以前の写真です。何とも痛々しい姿ではありませんか?
岩が凝灰岩なので、比較的加工はしやすいのですが、吸水性もあり、長年の浸食で亀裂が入ってこのようになったと言われています。
樹脂注入などを施して亀裂を埋め、はがれ落ちた部分を持ち戻したとのこと、たぶんダボ併用の接着工法だろうと推測してきました。
ここには磨涯仏が全部で、61体あるそうです。そのうち58体が国宝に指定されています。
また、日本全国の磨涯仏の8割が大分県に存在しているそうです。大分は、日本の磨涯仏のメッカと言ったところでしょうか?
その理由らしきものも、観光バスのガイドさんが言っていましたが、国東半島に代表される、この地方独特の宗教観が原因らしいです。
これもその一角にある国宝の磨涯仏ですが、作られた年代が比較的新しいことと、あまり風雨にさらされていなかったこと等で、まだ彩色の後がはっきりと見ることができます。
おそらくは、できたばかりの時には極彩色の色を持った磨涯仏だったのでしょう。
中には、納経するスペースを持った磨涯仏も有りました。
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